免許更新にかかる時間は、講習区分で大きく変わります。講習だけで、優良運転者は30分、一般運転者は1時間、違反運転者と初回更新者は2時間です。会場では講習の前に受付や視力検査、写真撮影もあるため、全体の所要時間はもう少し長くなります。
この記事では、講習区分ごとの講習時間、受付から交付までの流れ、混みやすい時期や時間帯を整理します。警察庁と都道府県警察の公式サイトの情報(2026年10月確認)をもとにしています。
- 講習時間は、優良30分・一般1時間・違反2時間・初回2時間です。
- 講習は視力検査や写真撮影のあとに始まります。全体の所要時間は講習時間より長くなります。
- 埼玉県警察の例では、受付後の所要時間は優良で約1時間、一般で約1時間半、違反・初回で約2時間半です。
- 講習区分が長いほど、当日の受付締切が早くなる会場があります。
- 日曜日や連休中・連休明けは混みやすいと案内している都道府県警察があります。予約制の都道府県も増えています。
講習区分ごとの講習時間

更新時講習の時間は、講習区分によって決まっています。講習区分は、更新連絡書(はがき)に書かれています。
| 講習区分 | 講習時間 | 主な対象(警視庁の案内) |
|---|---|---|
| 優良運転者講習 | 30分 | 免許継続5年以上で、過去5年間無事故・無違反の人 |
| 一般運転者講習 | 1時間 | 免許継続5年以上で、過去5年間の軽微な違反が1回の人 |
| 違反運転者講習 | 2時間 | 過去5年間に違反や事故がある人(軽微な違反1回のみを除く) |
| 初回更新者講習 | 2時間 | 免許継続5年未満で、過去5年間の軽微な違反が1回以内の人 |
警視庁はほかにも、重大違反の教唆・幇助や道路外致死傷がないことなどを条件として挙げています。区分の細かい判定は、はがきの記載で確認してください。
埼玉県警察は、講習時間の違いは処罰ではなく、受講者の条件に合わせて講習の効果を高めるための仕組みだと説明しています。
出典:警視庁「更新手続一覧」、埼玉県警察「運転免許更新Q&A」(2026年10月確認)
初回の免許更新は2時間
免許を取って初めての更新は、多くの場合「初回更新者講習」です。講習だけで2時間かかります。受付や検査の時間を含めると、半日近く見ておくと安心です。
大阪府警察では、警察署で更新手続きをする違反運転者・初回更新者は、当日には講習を受けません。手続きの約3週間後以降に、指定の講習会場で講習を受けて免許証を受け取ります。運転免許試験場なら、原則として即日交付です。
出典:大阪府警察「運転免許更新手続」、大阪府警察「予約した時間に講習が受けられるのですか」(2026年10月確認)
70歳以上の人
更新期間が満了する日に70歳以上の人は、更新前に高齢者講習を受けます。高齢者講習等を済ませた人は、会場での更新時講習は受けません。75歳以上の人は、講習予備検査(認知機能検査)の結果をふまえて高齢者講習を受けます。
出典:警察庁「日本在住で日本の運転免許証をお持ちの方」(2026年10月確認)
全体の所要時間の目安
講習時間とは別に、受付・視力検査・写真撮影などの時間がかかります。全国共通の所要時間は、警察庁のサイトには載っていません。都道府県警察が目安を出している例を紹介します。
埼玉県警察は、運転免許センターで平日に更新する場合、受付が終わってから次の時間がかかると案内しています。
- 優良運転者:約1時間
- 一般運転者:約1時間半
- 違反運転者・初回更新者:約2時間半
受付までの待ち時間は、この目安に入っていません。混み具合で変わるので、時間には余裕を持ちましょう。
出典:埼玉県警察「運転免許更新Q&A」(2026年10月確認)
受付から交付までの流れ

会場での手続きは、おおむね次の順で進みます。順番や細かい手順は会場によって違います。
- 受付(更新申請書と質問票の提出、手数料の納付)
- 視力などの適性検査
- 写真撮影
- 更新時講習
- 新しい免許証の交付
愛知県警察は、講習は視力検査、写真撮影等が終わってから始まると案内しています。また、予約の受付時間は手続きを始める時間で、講習が始まる時間ではないと注意しています。
警視庁の運転免許試験場では、講習が終わったあと、午前8時30分から午後5時までの間に免許証を受け取れます。
出典:警察庁「日本在住で日本の運転免許証をお持ちの方」、愛知県警察「運転免許試験場における更新について」、警視庁「運転免許試験場での更新手続」(2026年10月確認)
講習が長い人ほど受付締切が早い
講習が長い区分ほど、受付の締切が早く設定されている会場があります。例として、警視庁の運転免許試験場の平日の受付時間は次のとおりです。
- 優良運転者講習:午前8時30分〜午後4時
- 一般運転者講習:午前8時30分〜午後3時
- 違反運転者講習・初回更新者講習:午前8時30分〜午後2時
大阪府警察の運転免許試験場でも、即日交付の受付は優良・一般が午後2時30分まで、違反・初回が午後1時30分までです。それ以降の受付は、交付が後日になります。
受付時間は都道府県や会場ごとに違います。行く前に必ず確認してください。
出典:警視庁「運転免許試験場での更新手続」、大阪府警察「運転免許更新手続」(2026年10月確認)
混みやすい時期・時間帯(公式の案内)
混雑について、全国共通の公式な情報はありません。都道府県警察が案内している内容を紹介します。
- 埼玉県警察:運転免許センターは、午前・午後の受付開始直後が最も混みます。日曜日は更新が集中し、特に午前と午後の前半は待ち時間が長くなります。午後の後半か平日の来場をすすめています。
- 警視庁:日曜日や連休明けは混み合うと予想しています。混雑で長時間待つ場合や講習の定員に達した場合は、受付を締め切ることがあります。
- 愛知県警察:日曜日や長期連休中などは予約が早く埋まる傾向があります。平日の午前中は駐車場が満車になることがあります。
- 大阪府警察:日曜日の窓口は門真運転免許試験場だけで、予約が集中し、希望の日時に予約できないことがあります。
警視庁・大阪府警察・愛知県警察のように、更新を予約制にしている都道府県もあります。予約の有無や方法も、住所地の都道府県警察で確認しましょう。
出典:埼玉県警察「運転免許更新Q&A」、警視庁「運転免許試験場での更新手続」、愛知県警察「運転免許試験場における更新について」、大阪府警察「運転免許更新手続」(2026年10月確認)
講習時間を会場で過ごさない方法(オンライン講習)
マイナ免許証を持ち、講習区分が優良か一般の人は、講習をオンラインで受けられます。2025年3月24日から始まった仕組みで、マイナポータルから更新期間中いつでも受講できます。
オンラインで受けた場合も、視力検査や写真撮影のために会場へは行きます。違反運転者講習・初回更新者講習は、オンラインの対象外です。
出典:警察庁「オンライン更新時講習」、警察庁「よくある質問(免許更新時のオンライン講習)」(2026年10月確認)
よくある質問
- 予約した時間に講習が始まりますか?
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始まるとは限りません。愛知県警察や大阪府警察は、予約するのは受付(手続きを始める)時間で、講習の開始時間ではないと案内しています。
- 土曜日に更新できますか?
-
土曜日に更新できない都道府県があります。埼玉県警察は、土曜日と夜間は全国共通のシステムが動かないため、免許の手続きができないと案内しています。警視庁や大阪府警察の試験場も、土曜日は休みです。
- 初回更新は警察署でもできますか?
-
都道府県によって違います。警視庁では、違反・初回の講習は運転免許試験場のみです。大阪府警察では警察署でも申請できますが、講習と交付は後日になります。
- 講習区分が当日変わることはありますか?
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あります。大阪府警察は、講習区分ははがきを送った時点の違反データで決まるため、当日変わる場合があると案内しています。
出典:愛知県警察「運転免許試験場における更新について」、埼玉県警察「運転免許更新Q&A」、警視庁「更新手続一覧」、大阪府警察「運転免許更新手続」(2026年10月確認)
まとめ
免許更新の講習時間は、優良30分、一般1時間、違反・初回2時間です。実際には受付や検査の時間が加わります。埼玉県警察の目安では、受付後に優良で約1時間、違反・初回で約2時間半かかります。
講習が長い区分ほど受付の締切が早い会場があります。日曜日や連休中・連休明けは混みやすいと案内されているため、平日や午後の後半を選ぶのも一つの方法です。受付時間や予約の要否は都道府県で違うので、事前に確認しましょう。
更新の期間・必要なもの・手数料は運転免許の更新|期間・必要なもの・手数料で、警察署での更新の条件は警察署で免許更新できる人の条件【全国47都道府県まとめ】で確認できます。会場ごとの受付時間は全国の運転免許センターの受付時間をご覧ください。
