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「中型免許を取りたいけど、何歳から?普通免許を何年持っていればいい?」「昔の普通免許の『8t限定中型』は解除したほうがいい?」という方に向けて、中型免許で運転できる車、取得条件、通学・合宿・一発試験それぞれの取り方、8t限定の限定解除の方法をまとめました。
制度は警察庁・警視庁・各道府県警察の公式ページ、教習時限と料金は北海道から九州までの教習所の公式ページで確認しています。数字は2026年10月6日時点で確認したもので、税込です。
この記事の結論
- 中型免許は車両総重量7.5t以上11t未満・最大積載量4.5t以上6.5t未満・乗車定員11〜29人の車を運転できる免許
- 取得条件は20歳以上・普通免許等の保有期間が通算2年以上。特例教習を受ければ19歳以上・1年以上で受験できる
- 教習所なら普通免許MT所持で技能15時限・学科1時限(全国の教習所で共通)。料金例は約21.1万〜26.7万円
- 平成19年6月1日までに普通免許を取った人は「8t限定中型」。限定解除は技能5時限(MT)で、料金例は全国6校で約8.0万〜13.1万円
- 2026年4月1日から中型免許にもAT限定が導入された
中型免許とは?運転できる車の範囲
中型免許は、平成19年(2007年)6月2日の制度改正で新設された免許区分で、平成29年(2017年)3月12日に準中型免許ができたことで範囲が見直されました。現在の範囲は次のとおりです。
| 免許の種類 | 車両総重量 | 最大積載量 | 乗車定員 |
|---|---|---|---|
| 普通免許 | 3.5t未満 | 2t未満 | 10人以下 |
| 準中型免許 | 3.5t以上7.5t未満 | 2t以上4.5t未満 | 10人以下 |
| 中型免許 | 7.5t以上11t未満 | 4.5t以上6.5t未満 | 11人以上29人以下 |
| 大型免許 | 11t以上 | 6.5t以上 | 30人以上 |
出典:福岡県警察「各免許で運転できる自動車の範囲」(2026年10月6日確認)
中型免許があれば、準中型・普通自動車も運転できます。トラックでいえば準中型より一回り大きい車両、人を運ぶ車でいえば乗車定員11人以上のマイクロバスが中型免許の範囲です。マイクロバスについてはマイクロバスに乗れる免許は?で詳しく解説しています。
なお、平成19年6月2日〜平成29年3月11日に中型免許を取った人は、当時の中型免許の範囲(車両総重量11t未満・最大積載量6.5t未満・乗車定員29人以下)で、現在の中型免許と同じように運転できます。警視庁も「改正前の普通免許又は中型免許を受けている方は、改正後も同じ範囲の自動車を運転することができます」と案内しています。
出典:警視庁「準中型自動車・準中型免許の新設について」(2026年10月6日確認)
中型免許の取得条件|20歳以上・経験2年以上
警視庁の「受験資格」ページでは、中型免許の受験資格を次のように定めています。
- 年齢:20歳以上
- 運転経験:準中型免許・普通免許・大型特殊免許のいずれかを受けていた期間が通算2年以上
このほか適性試験があり、警視庁の中型免許試験のページでは視力を「両眼で0.8以上、かつ、一眼でそれぞれ0.5以上」、深視力(奥行知覚検査)を平均誤差2cm以下と案内しています。普通免許にはない深視力検査があるので、不安な方は入校前に教習所で相談しましょう。
19歳・経験1年から受験できる「受験資格特例」
令和4年(2022年)5月13日から、中型・大型・第二種免許には受験資格の特例が設けられています。警察庁の案内によると、特例教習を修了すれば次の条件で受験できます。
- 年齢:19歳以上
- 運転経験:普通免許等を受けていた期間が通算1年以上
特例で免許を取った人には、本来の年齢(中型は20歳)に達するまで「若年運転者期間」が設けられます。この期間中に違反の点数が合計3点以上になると若年運転者講習の受講が必要になり、受講しない場合や受講後に再び基準に該当した場合は免許が取り消されます。特例教習は実施している教習所が限られるので、受けたい場合は教習所に問い合わせてください。
免許を取った時期で違う|「8t限定中型」とは
今持っている免許の種類欄に「中型」と書かれていても、限定なしの中型免許とは限りません。平成19年6月1日までに普通免許を取った人は、現在「8t限定中型免許」として扱われています。
| 普通免許を取得した時期 | 現在の扱い | 車両総重量 | 最大積載量 | 乗車定員 |
|---|---|---|---|---|
| 平成19年6月1日まで | 8t限定中型免許 | 8t未満 | 5t未満 | 10人以下 |
| 平成19年6月2日〜平成29年3月11日 | 5t限定準中型免許 | 5t未満 | 3t未満 | 10人以下 |
| 平成29年3月12日以降 | 普通免許 | 3.5t未満 | 2t未満 | 10人以下 |
出典:福岡県警察「各免許で運転できる自動車の範囲」(2026年10月6日確認)
8t限定中型の人は、免許証の条件欄に「中型車は中型車(8t)に限る」と記載されています(愛知県警察「中型免許」のQ&Aによる)。車両総重量8t未満・最大積載量5t未満・乗車定員10人以下までなので、乗車定員11人以上のマイクロバスや、車両総重量8t以上のトラックは運転できません。限定の範囲を超えて運転すると免許条件違反になります。
中型免許の取り方は3通り
中型免許の取り方は「教習所に通う」「合宿で取る」「試験場で直接受験する(一発試験)」の3つです。それぞれの特徴を見ていきます。
1. 指定自動車教習所に通う(通学)
教習所で技能教習と学科教習を受け、卒業検定に合格すると、試験場での技能試験が免除されます。卒業後は住所地の都道府県の運転免許試験場(センター)で適性試験を受け、免許証の交付を受けます。受け付ける試験場や曜日・時間は都道府県で異なります。たとえば警視庁は府中・鮫洲・江東の各試験場で、平日の8時30分〜16時に受け付けています。
手数料は、都道府県の手数料が政令で定める標準額をもとに決められていて、警視庁の場合は受験料1,650円+免許証交付料2,350円の計4,000円です。
出典:警視庁「中型免許試験(指定教習所を卒業又は検査合格証明書をお持ちの方)」(2026年10月6日確認)

2. 合宿免許で取る
中型免許は合宿でも取得できます。合宿免許ナビでは、中型の最短日数を普通車MT所持で最短8日〜、普通車AT所持で最短10日〜と案内しています。教習料・宿泊費・食事代などがまとまった定額パックが中心で、短期間で集中して取りたい人に向いています。
出典:合宿免許ナビ「中型免許 合宿」(2026年10月6日確認)
合宿で取る場合の教習所選び・費用・注意点は、既存記事中型免許を合宿で取るにはで詳しくまとめています。
合宿免許は予約サイトでプランを比較して選ぼう
- 泊まり込みで教習を受けるので、短期間での卒業を目指せる
- 予約サイトなら、複数の教習所の料金・日程・宿泊プランを比べて申し込める
- 春休み・夏休みは早めに埋まるので、日程だけでも先にチェック
全国49校・普通自動車専門の合宿免許予約サイト
合宿免許の予約サイト
3. 運転免許試験場で直接受験する(一発試験)
教習所を使わず、試験場で直接技能試験を受ける方法です。警視庁の場合、手数料は次のとおりです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 受験料 | 3,900円 |
| 試験車使用料 | 3,000円 |
| 免許証交付料 | 2,350円 |
| 取得時講習受講料 | 24,150円 |
出典:警視庁「中型免許試験(直接試験場で受験される方)」(2026年10月6日確認)
直接受験の場合、技能試験に合格した後に取得時講習を受けなければ免許証は交付されません。また、受験料と試験車使用料は受験のたびにかかります。教習所と比べて費用を抑えられる可能性はありますが、試験コースや中型車の運転に慣れていないと合格まで何度も受け直すことになりがちです。トラック・バスの運転経験がある人以外は、教習所の利用を基本に考えるのが現実的です。
所持免許別の教習時限数と料金の例
教習所に通う場合、今持っている免許によって教習時限数が変わります。手稲自動車学校(札幌市)の公式ページに記載された中型免許の時限数と料金は次のとおりです。
| 所持免許 | 技能 | 学科 | 料金(税込) |
|---|---|---|---|
| 普通(MT) | 15時限 | 1時限 | 215,300円 |
| 普通(AT) | 19時限 | 1時限 | 252,700円 |
| 準中型(5t限定MT) | 11時限 | 1時限 | 177,900円 |
| 準中型(5t限定AT) | 15時限 | 1時限 | 215,300円 |
| 準中型 | 9時限 | 0時限 | 156,300円 |
| 中型(8t限定) | 5時限 | 0時限 | 97,300円 |
出典:手稲自動車学校「中型自動車免許」(2026年10月6日確認)

時限数は地域が違っても同じです。東京都の新小岩自動車学校、福岡市の東福岡自動車学校でも、普通免許MT所持は技能15時限・学科1時限、準中型所持は技能9時限です。一方、料金は教習所で差があり、普通免許MT所持の料金は全国6校(北海道・東京・愛知・大阪・岡山・福岡)で210,800〜267,450円でした。
出典:新小岩自動車学校「教習料金:中型車」、東福岡自動車学校「中型自動車教習」ほか(2026年10月6日確認)
AT限定の普通免許しか持っていない場合は、MT操作の教習が加わる分だけ時限数が増えます。料金の比較や安く取る方法は中型免許の費用はいくら?で詳しく解説しています。
8t限定中型の限定解除の方法と費用
8t限定中型の人が限定解除をすると、限定なしの中型免許(車両総重量11t未満・最大積載量6.5t未満・乗車定員29人以下)になります。マイクロバスの運転や、増トン車などの運転を求められる仕事に就く場合に必要になることがあります。方法は2つです。
教習所で教習を受ける
教習所で技能教習を受け、技能審査に合格すると「技能審査合格証明書」がもらえます。この証明書を持って、住所地の都道府県の窓口(試験場や警察署)で申請すると限定が解除されます。申請先や受付日は都道府県で異なり、警視庁では府中・鮫洲・江東の各試験場で平日に受け付け、手数料は1,350円です。教習所の料金例は次のとおりです。
| 教習所(所在地) | 8t限定(MT) | 8t限定(AT) |
|---|---|---|
| 手稲自動車学校(札幌市) | 97,300円(技能5時限) | — |
| 新小岩自動車学校(東京都葛飾区) | 131,230円(技能5時限) | 161,150円(技能9時限) |
| 名鉄自動車学校(名古屋市) | 122,650円(技能5時限) | — |
| 関目自動車学校(大阪市) | 79,750円(技能5時限) | — |
| 岡山自動車教習所(岡山市) | 108,460円(技能5時限) | 158,620円(技能9時限) |
| 東福岡自動車学校(福岡市) | 108,900円(技能5時限) | 148,500円(技能9時限) |
出典:手稲自動車学校、新小岩自動車学校、名鉄自動車学校、関目自動車学校、岡山自動車教習所、東福岡自動車学校(2026年10月6日確認)
警視庁の手続き:警視庁「中型免許限定解除審査(指定教習所で技能審査に合格された方)」(2026年10月6日確認)

「8t限定(AT)」は、平成19年6月1日までにAT限定の普通免許を取った人の欄です。AT限定もあわせて外すため、時限数が多くなっています。
試験場で限定解除審査を受ける
住所地の都道府県の運転免許試験場で、直接限定解除審査を受けることもできます。警視庁の場合は府中・鮫洲の試験場で、審査日は予約制、手数料は受験料1,350円+試験車使用料1,750円の計3,100円です。合格できれば教習所より費用は抑えられますが、不合格の場合は受け直しが必要です。
出典:警視庁「中型免許限定解除審査(直接試験場で審査を受けられる方)」(2026年10月6日確認)
2026年4月から中型免許にもAT限定が導入
警察庁によると、中型・準中型・中型第二種免許のAT限定は令和8年(2026年)4月1日施行で導入されました。大型免許は令和9年4月1日、大型第二種免許は令和9年10月1日の施行予定です。
同時に、技能試験や教習は原則としてAT車で行い、MT免許のクラッチ・ギア操作に関する項目だけをMT普通車で行う方式に見直されています。ただし、施行前から指定を受けている教習所などでは当面の間、従来の方法による教習も認められています。AT限定の中型コースの有無・料金は教習所ごとに違うため、入校前に確認してください。
就職先の車両にMT車があると、AT限定では運転できません。応募先や勤務先の車両を先に確認してから、AT限定にするかを決めると安心です。
仕事で大型・中型免許が必要なら「大型・中型免許合宿」(遠鉄自動車学校グループ)
- 大型・中型・準中型・けん引・大型特殊・二種に対応(静岡県内6校)
- 中型免許を持っていれば、大型免許は約8日(公式サイトの案内)
- 朝・昼・夕の食事込み。交通費は新幹線自由席の範囲で支給
- 大型・中型などは一般教育訓練給付金の対象講座あり(条件あり)
よくある質問
Q. 普通免許を取ってすぐ中型免許は取れますか?
原則として20歳以上かつ普通免許等の保有期間が通算2年以上必要です。受験資格特例教習を修了すれば、19歳以上・通算1年以上で受験できます。
Q. 準中型免許を持っていると中型免許は早く取れますか?
手稲自動車学校(札幌市)の例では、準中型(限定なし)所持なら技能9時限・学科0時限で、普通免許MT所持(技能15時限・学科1時限)より短くなります。ただし中型の受験資格(20歳以上・経験2年以上)は同じく必要です。
Q. 8t限定中型の限定解除には何時限かかりますか?
全国の教習所の例では、MTで技能5時限、AT限定の8t限定中型からは技能9時限です。試験場で直接限定解除審査を受ける方法もあります。
Q. 中型免許でマイクロバスに乗ってお金をもらって送迎できますか?
中型免許(第一種)で運転できるのは、旅客自動車運送事業として旅客を運ぶ目的以外の運転です。バス会社などで事業として旅客を運ぶ場合は中型第二種免許以上が必要です(道路交通法第86条)。
まとめ
中型免許は、車両総重量11t未満・最大積載量6.5t未満・乗車定員29人以下の車を運転できる免許で、受験には20歳以上・普通免許等2年以上(特例教習で19歳・1年以上)が必要です。教習所に通う場合、普通免許MT所持なら技能15時限・学科1時限が目安で、合宿なら最短8日〜の案内があります。平成19年6月1日までに普通免許を取った人は8t限定中型なので、技能5時限の限定解除で中型の範囲すべてを運転できるようになります。
費用をもっと詳しく比べたい方は中型免許の費用、準中型との違いは準中型免許とは、次のステップは大型免許の取り方、補助金は大型免許の補助金・給付金まとめもあわせてご覧ください。
合宿免許は予約サイトでプランを比較して選ぼう
- 泊まり込みで教習を受けるので、短期間での卒業を目指せる
- 予約サイトなら、複数の教習所の料金・日程・宿泊プランを比べて申し込める
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全国49校・普通自動車専門の合宿免許予約サイト
合宿免許の予約サイト
