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これから原付免許を取りたい人に向けて、受験資格、学科試験の内容、原付講習、当日の流れと持ち物、かかる費用をまとめました。2025年4月から原付免許で運転できるようになった「新基準原付」の範囲や、都道府県によって異なる試験日・原付講習の受け方も、各都道府県警察の案内に沿って整理しています。
制度・手数料は警察庁・警視庁・各道府県警察などの公式情報で確認しました。数字は2026年10月6日時点で確認したもので、税込(非課税のものはその旨を記載)です。
この記事の結論
- 原付免許は16歳以上なら取れ、運転免許試験場(センター)での学科試験(48問・30分)と原付講習(3時間)で取得できる
- 2025年4月1日から、125cc以下・最高出力4.0kW以下の「新基準原付」も原付免許で運転できる
- 受験するのは住所地の都道府県の運転免許試験場(センター)。多くは平日のみで、受験日や予約の要否は都道府県で異なる
- 手数料は警視庁・宮城県・兵庫県・佐賀県で共通して受験1,600円+交付2,350円=3,950円(免許証のみ)、原付講習は5,250円で、合計9,200円
- 原付講習を学科試験の前に受けるか、合格後に受けるかは都道府県で異なるので、事前に確認する
原付免許とは?2025年4月からの「新基準原付」も運転できる
原付免許は、原動機付自転車(原付一種)を運転するための免許です。従来の対象は総排気量50cc以下の二輪車でしたが、警察庁によると令和7年(2025年)4月1日から、総排気量125cc以下で最高出力が4.0キロワット以下の二輪車(新基準原付)も原付免許で運転できるようになりました。
| 車両 | 原付免許で運転 | 備考 |
|---|---|---|
| 50cc以下の原付 | できる | 従来どおり |
| 新基準原付 | できる | 125cc以下・4.0kW以下 |
| 125cc以下・4.0kW超 | できない | 小型二輪以上が必要 |
| 125cc超の二輪車 | できない | 普通二輪以上が必要 |
出典:警察庁「一般原動機付自転車の車両区分の見直しについて」、大阪府警察「原付一種免許に新たな区分基準の追加について」(2026年10月6日確認)
大阪府警察は、総排気量だけでなく「最高出力」をカタログや販売店でよく確認するようにと注意しています。総排気量125cc以下でも最高出力4.0kWを超える車両(原付二種)は、原付免許では運転できません。125ccクラスに乗りたい場合は小型二輪免許が必要です。
新基準原付にも原付一種のルールが適用される
日本自動車工業会の案内では、新基準原付にも従来の原付一種と同じく、次のルールが適用されます。
- ヘルメットの着用義務
- 最高速度30km/h以下
- 二段階右折(指定された交差点など)
- 二人乗り禁止
- 最大積載重量30kg以下
- 高速道路・自動車専用道路の通行禁止
また、原付免許は普通自動車免許などに付帯しているため、普通免許を持っている人は原付免許を取らなくても原付(新基準原付を含む)を運転できます(けん引免許・小型特殊免許を除く)。
出典:日本自動車工業会「原付一種に新たな区分基準が追加!」(2026年10月6日確認)
原付免許の受験資格と取り方
警視庁の受験資格の案内では、原付免許は16歳以上で受験でき、免許経歴は必要ありません。取得までの基本的なステップは次の3つです。
- 住所地の都道府県の運転免許試験場(センター)で適性試験・学科試験を受ける
- 原付講習を受ける(試験の前に受けるか合格後に受けるかは都道府県で異なる)
- 学科試験に合格し講習を済ませたら、当日に免許証の交付を受ける
原付免許には、普通免許のような教習所での長期間の教習や技能試験がありません。学科試験に合格し、原付講習を済ませていれば、試験当日に免許を受け取ることができます。年齢条件の全体像は免許は何歳から取れる?をご覧ください。
出典:警視庁「受験資格」、警視庁「原付免許試験」(2026年10月6日確認)
原付免許の学科試験|問題数・時間・合格基準
原付免許の学科試験の形式は、各都道府県警察の案内で次のように示されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 問題数 | 48問(文章46問+イラスト2問) |
| 配点 | 文章1問1点、イラスト1問2点 |
| 合格基準 | 50点満点中45点以上 |
| 試験時間 | 30分 |
出典:宮城県警察「原付免許・小型特殊免許の免許試験手続きについて」、愛知県警察「原付免許、直接受験で挑戦しませんか?」(2026年10月6日確認)
合格には9割以上の正答が必要なので、交通標識・標示や交差点の通行方法、原付特有のルール(二段階右折、30km/h制限など)を中心に、問題集で繰り返し練習しておきましょう。

原付免許の受験日・会場・手数料
原付免許の試験は、住所地の都道府県の運転免許試験場(運転免許センター)で受けます。試験日は平日のみとしている都道府県が多く、受付時間は朝の早い時間帯に設定されています。会場が複数ある都道府県や、予約が必要な都道府県もあるため、住んでいる都道府県警察の「原付免許試験」のページで確認しましょう。
たとえば警視庁(東京都)では、原付免許試験の会場は府中運転免許試験場と鮫洲運転免許試験場で、受験日は月〜金曜日(土日祝・年末年始は休場)、集合は午前8時または午前11時と案内されています。持ち物に「予約時のQRコード/受付番号」が挙げられており、事前の予約が前提です。
出典:警視庁「原付免許試験」(2026年10月6日確認)
原付免許の手数料
2025年3月24日のマイナ免許証の開始にあわせて、運転免許関係の手数料が改定されています。原付免許の手数料は、確認した警視庁・宮城県警察・兵庫県警察・佐賀県警察の案内でいずれも次の金額でした。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 受験手数料 | 1,600円 |
| 交付手数料(免許証のみ) | 2,350円 |
| 交付手数料(免許証+マイナ免許証) | 2,450円 |
| 交付手数料(マイナ免許証のみ) | 1,550円 |
| 原付講習手数料 | 5,250円 |
出典:警視庁「原付免許試験」、警視庁「マイナ免許証に伴う手数料改定」、宮城県警察、兵庫県警察「原付免許受験」、佐賀県警察「原付免許の受験手続き」(2026年10月6日確認)
免許証のみで受け取る場合は、受験手数料と合わせて3,950円です。不合格の場合は、再受験のたびに受験手数料がかかります。手数料の納付方法(現金・収入証紙・キャッシュレスなど)は都道府県によって異なります。
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原付講習とは?受講場所・料金・受けるタイミング
原付講習は、原付免許を取る人を対象に、原付の運転に必要な知識や操作を実車で学ぶ約3時間の講習です。講習を済ませていないと免許証は交付されません。講習手数料は確認した都道府県ではいずれも5,250円ですが、どこで・いつ受けるかは都道府県によって異なります。
原付講習の受け方は都道府県で異なる
| 都道府県 | 講習の場所 | 受けるタイミング |
|---|---|---|
| 宮城県 | 各運転免許センター | 学科試験の前 |
| 東京都 | 運転免許試験場 | 学科試験の合格後 |
| 神奈川県 | 運転免許センター | 学科試験の合格後(当日または後日) |
| 兵庫県 | 県内の指定自動車教習所 | 試験の前に受講(電話予約) |
| 佐賀県 | 運転免許試験場 | 月・水・金に実施 |
出典:宮城県警察、警視庁、神奈川県警察「原付講習のご案内」、兵庫県警察「原付講習の受講案内」、佐賀県警察(2026年10月6日確認)

宮城県警察は、講習の終了証明書の有効期間を終了日から1年間と案内しています。試験前に受講する方式の地域では、講習の予約を先に押さえておかないと、受験日に免許証を受け取れないことがあります。
神奈川県警察の案内では、原付講習には実車講習があるため、スカート、サンダル、ハイヒール、下駄では受講できないとされ、ヘルメット・手袋・長袖・長ズボンの着用を求めています(ヘルメットと手袋は貸し出しあり)。警視庁も長袖・長ズボンなど運転にふさわしい服装と、靴の着用を求めています。
出典:神奈川県警察「原付講習のご案内」、警視庁「原付免許試験」(2026年10月6日確認)
試験当日の持ち物と流れ
警視庁の案内に記載されている主な持ち物は次のとおりです。都道府県によって細かな指定(住民票の記載事項など)が異なるため、受験する都道府県警察の案内もあわせて確認してください。
- 住民票の写し(本籍または国籍等の記載があるもの)
- 本人確認書類
- 申請用写真(縦3cm×横2.4cm)
- 予約時のQRコードまたは受付番号(予約制の場合)
- マイナンバーカード(マイナ免許証にする場合)
- 原付講習終了証明書(試験前に講習を受ける地域の場合)
- 筆記用具、手数料
出典:警視庁「原付免許試験」(2026年10月6日確認)
持ち物や受付方法は変更されることがあるため、受験前日までに最新の案内を確認しておくと安心です。

当日の大まかな流れは、受付・申請書の作成 → 適性試験(視力など) → 学科試験 → 合格発表 → (合格後に講習を受ける地域では原付講習) → 免許証の交付です。午前中に受付を済ませ、免許証を受け取れるのは午後以降になるため、1日がかりになると考えておきましょう。運転免許全般の取得手順は免許取得までの流れでも解説しています。
原付免許を取るのにかかる費用の合計
免許証のみで受け取る場合、確認できた費用の合計は次のとおりです(警視庁・宮城県・兵庫県・佐賀県で同額)。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 原付講習 | 5,250円 |
| 受験手数料 | 1,600円 |
| 交付手数料(免許証のみ) | 2,350円 |
| 合計 | 9,200円 |
出典:警視庁「マイナ免許証に伴う手数料改定」、宮城県警察、佐賀県警察(2026年10月6日確認)
警視庁の案内では、マイナ免許証のみなら8,400円、免許証とマイナ免許証の2枚持ちなら9,300円です。このほか、証明写真や住民票の取得費用、試験場までの交通費、問題集の購入費などがかかります。
一発合格のための準備と、取得後にやること
原付免許の学科試験は、9割以上の正答が求められる試験です。受験日を決めたら、次のような順番で準備すると効率的です。
- 受験する都道府県の手続きを確認する:予約の要否、受験日、原付講習を試験前に受けるか合格後に受けるかを、都道府県警察のページで確認します。
- 問題集で出題形式に慣れる:文章問題の正誤判断と、イラストを見て危険を予測する問題の両方を練習します。
- 間違えた問題をテーマ別に見直す:標識・標示、優先関係、交差点の通行方法、原付特有のルールなど、苦手分野を集中的に復習します。
- 前日までに持ち物をそろえる:住民票は記載事項の指定があり、写真もサイズの指定があるので、早めに準備します。講習が実車のため、服装と靴にも注意します。
免許を取ったあと、実際に原付に乗る前には、車両のナンバー登録や自賠責保険の加入状況、ヘルメットの準備などを確認しておきましょう。新基準原付を購入する場合は、販売店で最高出力が4.0kW以下であることを確認してから契約することが大切です。
原付免許とほかの免許、どれを選ぶ?
原付免許は費用・時間とも負担が小さい一方、運転できるのは原付一種(50cc以下と新基準原付)に限られ、30km/h制限や二段階右折、二人乗り禁止などのルールがあります。
普通免許を取る予定がある人は、普通免許に原付の運転資格が付いてくるため、原付免許を別に取る必要があるかどうかも含めて検討しましょう。
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よくある質問
Q. 原付免許は1日で取れますか?
学科試験に合格し、原付講習を済ませれば、その日のうちに免許証が交付されます。講習を試験前に受ける地域(宮城県・兵庫県など)では事前に受講しておく必要があり、合格後に受ける地域(東京都・神奈川県など)では試験当日に講習まで受けるのが一般的な流れです。
Q. 原付免許の試験はどこで受けられますか?
住所地の都道府県の運転免許試験場(運転免許センター)で受けます。会場が複数ある都道府県や、曜日によって会場が変わる都道府県、予約が必要な都道府県もあるので、都道府県警察の案内で確認してください。
Q. 原付免許で125ccのバイクに乗れますか?
最高出力4.0kW以下に制御された「新基準原付」なら乗れます。125cc以下でも最高出力が4.0kWを超える原付二種は原付免許では運転できず、小型二輪以上の免許が必要です。購入前に車両の最高出力を確認しましょう。
Q. 原付免許の試験は何点で合格ですか?
文章問題46問(各1点)とイラスト問題2問(各2点)の50点満点で、45点以上が合格です(宮城県警察の案内)。試験時間は30分です(愛知県警察の案内)。
まとめ
原付免許は16歳以上なら取得でき、原付講習と学科試験(48問・30分、45点以上で合格)で、最短で試験当日に免許を受け取れます。2025年4月からは、125cc以下・最高出力4.0kW以下の新基準原付も運転できるようになりましたが、30km/h制限や二段階右折などのルールは従来の原付と同じです。費用は受験・交付手数料3,950円(免許証のみ)と原付講習5,250円で合計9,200円でした(警視庁などで確認)。原付講習を試験前に受けるか合格後に受けるかは都道府県で異なるので、受験日を決める前に住んでいる都道府県警察の案内を確認しておきましょう。
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