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400ccまでのバイクに乗りたい人に向けて、普通二輪免許(いわゆる中型バイク免許)の取り方をまとめました。受験資格、教習所の費用、教習時限と教習内容、通学・合宿それぞれの期間の目安、AT限定とMTの選び方まで、普通免許を持っている人・持っていない人の両方に分けて解説します。
制度は警察や関係団体の公式情報、料金は北海道・関東・中部・近畿・中国・九州の教習所、日数は合宿免許予約サイトの公式ページで確認しました。数字は2026年10月6日時点で確認したもので、税込です。
この記事の結論
- 普通二輪免許で乗れるのは総排気量400cc以下の二輪車で、16歳以上なら免許経歴なしで取れる
- MTの技能教習は普通免許ありで17時限、免許なしで19時限(免許なしは学科26時限も必要)
- 全国6校の料金は、普通免許ありでMT 110,550円〜160,490円/AT 104,830円〜140,690円
- 合宿なら普通免許ありで最短8日、免許なしで最短9日が目安(合宿免許ナビ)
- 大型二輪へ進むなら、普通二輪MTを持っていれば大型二輪MTの技能教習は12時限で済む
普通二輪免許とは?「中型バイク免許」との関係
普通二輪免許は、正式には「普通自動二輪車免許」といい、全国二輪車安全普及協会(JMPSA)の案内では400cc以下のバイクに乗れる免許とされています。250ccや400ccクラスのバイクが中心になるため、一般に「中型バイク免許」と呼ばれることもあります。
また、「自動二輪免許」は普通二輪免許と大型二輪免許をまとめた呼び方として使われ、警視庁も「二輪免許試験」として普通二輪・大型二輪をまとめて案内しています。
| 免許 | 運転できる二輪車 | 年齢 |
|---|---|---|
| 小型限定普通二輪 | 125cc以下 | 16歳以上 |
| 普通二輪(MT) | 400cc以下 | 16歳以上 |
| 普通二輪(AT限定) | 400cc以下のAT車 | 16歳以上 |
| 大型二輪 | 排気量制限なし | 18歳以上 |
出典:全国二輪車安全普及協会「普通二輪免許」、同「AT限定二輪免許」、警視庁「受験資格」(2026年10月6日確認)
小型二輪(125cc以下)と比べると、普通二輪は乗れるバイクの幅が大きく広がります。一方、大型二輪は18歳以上でないと取れないため、16〜17歳でバイクに乗りたい人や、まずは400ccクラスで経験を積みたい人にとって、普通二輪は最初の選択肢になりやすい免許です。125ccのスクーターで十分か、250cc・400ccクラスにも乗りたいかを考えてから、取る免許を決めましょう。
普通二輪免許の受験資格
警視庁の受験資格の案内では、普通二輪免許は16歳以上で、免許経歴は必要ありません。普通自動車免許を持っていなくても、16歳になれば教習所に入校できます。
取り方は、指定自動車教習所に通って卒業する方法と、運転免許試験場で直接受験する方法があります(JMPSA)。教習所を卒業すれば試験場での技能試験が免除されるため、二輪車の運転経験が少ない人は教習所を利用するのが一般的です。
出典:警視庁「受験資格」、全国二輪車安全普及協会(2026年10月6日確認)
普通二輪免許の費用|全国の教習所の例
普通二輪の料金を、北海道・関東・中部・近畿・中国・九州の6校の公式サイトで確認しました。技能教習はMTで普通免許あり17時限・免許なし19時限、ATで13時限・15時限と、どの学校も同じです(免許なしは学科26時限、普通免許ありは1時限)。
| 教習所(所在地) | MT・普通免許あり | AT・普通免許あり | MT・免許なし | AT・免許なし |
|---|---|---|---|---|
| 中央バス自動車学校(北海道札幌市) | 127,820円 | 107,580円 | 226,600円 | 206,360円 |
| いわつき自動車学校(埼玉県さいたま市) | 125,070円 | 111,870円 | 183,590円 | 170,390円 |
| 名鉄自動車学校(愛知県名古屋市) | 160,490円 | 140,690円 | 258,830円 | 239,030円 |
| 兵庫県自動車学校 姫路校(兵庫県) | 149,820円 | 123,420円 | 197,120円 | 170,720円 |
| 広島中央自動車学校(広島県広島市) | 125,620円 | 131,850円 | 167,060円 | 176,880円 |
| ホンダレインボーモータースクール福岡(福岡県) | 110,550円 | 104,830円 | 176,220円 | 170,500円 |
出典:中央バス自動車学校「普通二輪(AT・MT)」、いわつき自動車学校「普通二輪 教習プラン/料金」、名鉄自動車学校「バイク」、兵庫県自動車学校 姫路校「普通二輪車」、広島中央自動車学校「自動二輪車」、ホンダレインボーモータースクール福岡「自動二輪車」(2026年10月6日確認)

料金に含まれるものは学校ごとに違います。名鉄自動車学校は入学金・技能教習料・学科教習料・検定料を含む基本プラン、兵庫県自動車学校 姫路校は入学金(税込33,000円)込みの基本プラン、ホンダレインボーモータースクール福岡は入所金・適性検査・教本・写真料金などを含む金額と案内しています。いわつき自動車学校は教習期限が9か月で、17,600円の「安心パック」を付けると技能・検定(審査)の追加料金がかからなくなります。広島中央自動車学校のように、AT限定のほうがMTより高く設定されている学校もあるので、AT/MTの差も学校ごとに確認しましょう。
卒業後の試験場の手数料
教習所を卒業したあと、住所地の都道府県の運転免許試験場で免許を受け取るときの手数料は、政令で決まっていて全国共通です。警視庁・大阪府警察の案内では受験手数料1,850円+免許証交付手数料2,350円=4,200円(免許証のみの場合)です。免許証とマイナ免許証の両方にする場合は交付手数料が2,450円、マイナ免許証のみなら1,550円になります。
出典:警視庁「二輪免許試験(指定教習所を卒業された方)」、警視庁「マイナ免許証に伴う手数料改定」、大阪府警察「大型二輪・普通二輪・大型特殊・けん引免許」(2026年10月6日確認)
バイク免許全体の費用比較はバイク免許の費用まとめで整理しています。
教習時限と教習内容|第1段階・第2段階の内訳
普通二輪の教習は、基本操作を学ぶ第1段階と、応用的な走行を学ぶ第2段階に分かれています。合宿免許予約サイト「免許の匠」に掲載されている最短教習時間の一覧では、所持免許別の技能教習の内訳は次のとおりです。
| 車種・所持免許 | 第1段階 | 第2段階 | 技能 合計 |
|---|---|---|---|
| MT・なし/原付 | 9時限 | 10時限 | 19時限 |
| MT・普通免許など | 9時限 | 8時限 | 17時限 |
| AT・なし/原付 | 5時限 | 10時限 | 15時限 |
| AT・普通免許など | 5時限 | 8時限 | 13時限 |
出典:免許の匠「合宿免許の車種別最短教習時間一覧」、中央バス自動車学校「普通二輪(AT・MT)」(2026年10月6日確認)

普通免許などを持っている人は学科教習が1時限だけで済みますが、免許を持っていない人(原付免許のみを含む)は学科26時限が加わります。学科教習の量が大きく違うため、普通免許を先に持っている人のほうが期間・費用ともに短くなります。
MTでは第1段階でクラッチ操作を含む基本操作を身につける必要があるため、AT限定より第1段階が4時限多くなっています。第2段階では、コースでの応用走行などを学び、最後に卒業検定を受けます。課題の具体的な内容や検定コースは教習所ごとに案内されるので、入校時の説明をよく確認しましょう。
普通二輪免許の取得にかかる期間|通学と合宿
合宿免許予約サイト「合宿免許ナビ」では、普通二輪の合宿の最短日数を次のように案内しています。
- 所持免許なし:最短9日〜
- 普通免許所持:最短8日〜
出典:合宿免許ナビ「普通二輪免許(中型バイク免許)合宿」(2026年10月6日確認)※条件によって異なると記載
合宿はスケジュールがあらかじめ組まれているため、予約待ちが発生しにくいのが利点です。通学の場合は、学校や仕事の空き時間に合わせて通える反面、二輪教習の実施日や予約の取りやすさによって期間が変わります。通学の期間の考え方は通学免許の期間と最短、合宿全般の日数は合宿免許は何日かかる?も参考にしてください。
合宿免許は予約サイトでプランを比較して選ぼう
- 泊まり込みで教習を受けるので、短期間での卒業を目指せる
- 予約サイトなら、複数の教習所の料金・日程・宿泊プランを比べて申し込める
- 春休み・夏休みは早めに埋まるので、日程だけでも先にチェック
全国49校・普通自動車専門の合宿免許予約サイト
合宿免許の予約サイト
AT限定とMT、どちらを選ぶ?
普通二輪のAT限定で運転できるのは、クラッチ操作を必要としないスクーターなどのAT二輪車で、総排気量400cc以下に限られます(JMPSA)。
| 比較項目 | AT限定 | MT |
|---|---|---|
| 技能(普通免許あり) | 13時限 | 17時限 |
| 費用(中央バス・普通免許あり) | 107,580円 | 127,820円 |
| 乗れるバイク | 400cc以下のAT車 | 400cc以下のMT・AT車 |
| 大型二輪MTへの技能 | 16時限 | 12時限 |
出典:中央バス自動車学校「普通二輪(AT・MT)」、同「大型二輪(AT・MT)」(2026年10月6日確認)
ビッグスクーターだけに乗るならAT限定で十分ですが、ネイキッドやスポーツタイプなどギア付きのバイクに乗りたい人、将来大型二輪を考えている人はMTを選ぶほうが選択肢が広がります。AT限定から大型二輪MTへ進むと、技能教習が4時限多くなる点も覚えておきましょう。
教習所選びのチェックポイント
普通二輪の料金は、同じ教習所でもプランや所持免許によって数万円単位で変わります。表示価格だけで比べず、次の点をそろえて比較すると、入校後の想定外の出費を防げます。
- 入学金が含まれているか:入学金や検定料、教本代まで含めて表示している教習所もあれば、別建ての教習所もあります。
- 追加教習・検定の再受験の費用:基本の時限数を超えたときや、卒業検定に一度で合格できなかったときの扱いはプランによって異なります。いわつき自動車学校の「安心パック」のような保証型プランの中身も確認しましょう。
- 割引の条件:時間帯限定(デイタイム)や学生・ネット申込などの割引は、条件と併用の可否を確認します。
- 二輪教習の実施曜日と予約方法:二輪の教習は四輪より実施枠が少ない場合があり、通える曜日と合うかが期間に直結します。
- 教習期限:入校から卒業までの期限は教習所で案内されるので、仕事や学業の予定と照らし合わせておきます。
短期間でまとめて取りたいなら合宿、地元で生活しながら取りたいなら通学が向いています。両者の違いは合宿免許と通学はどっちがいい?で詳しく比べています。費用の相場感をつかみたい人は合宿免許の費用相場もあわせて確認してください。
普通二輪免許を取るまでの流れ
- 教習所・プランを選ぶ:通学か合宿か、AT/MTかを決めて申し込みます。
- 第1段階:学科教習と、基本操作の技能教習を受けます。
- 第2段階:応用走行などの技能教習を受けます。
- 卒業検定:合格すると卒業証明書が交付されます。
- 運転免許試験場で免許交付:住所地の都道府県の運転免許試験場(免許センター)で手続きします。受け付ける試験場や曜日・時間は都道府県で異なり、たとえば東京都では府中・鮫洲・江東の運転免許試験場で受け付けています。
試験場では、普通免許などの第一種免許を持っている人は適性試験のみ、持っていない人(原付免許のみの人を含む)は学科試験も受けます(警視庁の案内)。合宿で他県の教習所を卒業した場合も、住所地の都道府県の試験場で手続きします。
出典:警視庁「二輪免許試験(指定教習所を卒業された方)」(2026年10月6日確認)

取得後に知っておきたい二人乗りのルールと大型へのステップ
- 一般道路の二人乗り:二輪免許を受けてから1年以上経過していること
- 高速道路などの二人乗り:20歳以上で、二輪免許の経験が3年以上あること
出典:茨城県警察「自動二輪車の二人乗りの見直し」(2026年10月6日確認)
400ccを超えるバイクに乗りたくなった場合は、大型二輪免許が必要です。普通二輪(MT)を持っている人の大型二輪MTは技能12時限で、たとえば中央バス自動車学校では128,920円です(2026年10月6日確認)。125ccまでで十分という人は小型二輪免許を選ぶ方法もあります。
仕事で大型・中型免許が必要なら「大型・中型免許合宿」(遠鉄自動車学校グループ)
- 大型・中型・準中型・けん引・大型特殊・二種に対応(静岡県内6校)
- 中型免許を持っていれば、大型免許は約8日(公式サイトの案内)
- 朝・昼・夕の食事込み。交通費は新幹線自由席の範囲で支給
- 大型・中型などは一般教育訓練給付金の対象講座あり(条件あり)
よくある質問
Q. 普通二輪免許は何歳から取れますか?
16歳以上で取得できます。免許経歴は必要ないため、普通自動車免許を持っていなくても受験できます(警視庁)。
Q. 普通免許を持っていると何が変わりますか?
学科教習が26時限から1時限に減り、MTの技能教習も19時限から17時限になります。中央バス自動車学校ではMTで226,600円が127,820円になり、差は98,780円です。この記事で確認した6校では、差額は41,440円〜98,780円でした。
Q. 普通二輪免許は最短何日で取れますか?
合宿免許ナビでは、合宿の場合で普通免許所持なら最短8日〜、所持免許なしなら最短9日〜と案内されています。通学の場合は予約状況によって変わります。
Q. 合宿で他県の教習所を卒業したら、免許はどこで受け取りますか?
住所地の都道府県の運転免許試験場で手続きします。警視庁も、他道府県の教習所の卒業証明書であっても都内に住所があれば受験できると案内しています。受け付ける試験場や曜日は都道府県で異なるので、住所地の都道府県警察のページで確認しましょう。
合宿でまとめて取りたい人は、日数・料金の例を普通二輪免許を合宿で取るにはで紹介しています。
まとめ
普通二輪免許は400cc以下のバイクに乗れる免許で、16歳以上なら誰でも取得を目指せます。全国6校の例では、普通免許ありのMTで約11万〜16万円、免許なしのMTで約17万〜26万円で、普通免許があれば学科教習が大幅に減ります。期間を短くしたいなら合宿(最短8〜9日)、生活と両立したいなら通学を選びましょう。将来大型バイクに乗る可能性があるなら、MTで取っておくとステップアップがスムーズです。
関連記事:大型二輪免許の取り方/小型二輪免許の取り方/バイク免許の費用/合宿免許の費用相場/合宿免許の持ち物
合宿免許は予約サイトでプランを比較して選ぼう
- 泊まり込みで教習を受けるので、短期間での卒業を目指せる
- 予約サイトなら、複数の教習所の料金・日程・宿泊プランを比べて申し込める
- 春休み・夏休みは早めに埋まるので、日程だけでも先にチェック
全国49校・普通自動車専門の合宿免許予約サイト
合宿免許の予約サイト
